飛行機雲

2018年5月16日

飛行機雲

部品組付部門の野末です。

みなさん、最近空をじっと眺めたことはありますか?

スマホが幅広く普及しているこの時代、外に出てもスマホを持つ手元と

足元ばかり見ている人が多いと思います。

でも、たまには空を眺めてみるのも良いのではないでしょうか?

先日、夕方にふと空を見上げたら長い飛行機雲ができていました。

ここで飛行機雲の豆知識を1つ。

飛行機雲は、飛行機が出す排気ガスの煙ではなく、きちんとした雲です。

その飛行機雲、どのようにして生まれてくるのかというと大まかに分けて2種類のでき方があるそうです。

1つ目はエンジンから出る排気ガスが作り出す雲

気温は地上から100メートル高くなるごとに約0.6℃下がるので、飛行機が飛ぶ高度1万メートルでは地上より約60℃も気温が低く、飛行機の外はマイナス40℃以下の世界になっています。

このような状態で、飛行機のエンジンが周囲の空気を吸い込んで、圧縮・燃焼させ、300~600℃となった排気ガスを出すと、その中の水分が急に冷やされて凍り、雲になります。冬の寒い日に息を吐くと白くなるのと同じです。

2つ目は飛行機が作る空気の渦によってできる雲

飛行機の主翼などの後ろに空気の渦ができて、部分的に気圧と気温が下がり、空気中の水分が冷やされるために飛行機雲ができます。

ちなみに、飛行機雲が上の写真のように空に長く残っている場合は上空に水分が多いともいえるので翌日は雲が多くなり雨が降る可能性が高く、逆に、飛行機雲が発生してもすぐに消えるようであれば翌日の天気は晴れるようです。

 

季節と時間と天候によって様々な顔を見せる空。外に出たときは空を眺めれば美しい景色や珍しい景色に出会えるかもしれませんよ。

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